ガンチア・モスカート・ダスティ
◆アスティ・スプマンテは、 1850年にフランスのシャンパーニュ地方への留学から帰国した、 創業者カルロ・ガンチアのイタリアらしいスパークリングワインをつくりたい、 という強い意志から始まりました。
ガンチアの情熱と伝統は、 5代目当主ランベルト・ガンチアによって、現在も受け継がれています。
●ワインの種類・スパークリングワインを極める! 炭酸ガスを内包する発泡性ワインは、 一般に3気圧以上のガス圧をもつものをスパークリングワイン、 それ以下のものは弱発泡性ワインとして分類されます。
スパークリングワインといえば、思い出すのが「シャンパン(Champagne)」。
この名前は代名詞のように使われていますが、これはフランスの シャンパーニュ地方で造られるAOCワイン固有の名称のことです。
シャンパーニュ地方でも特定地域の、特定のぶどう品種を用いて造られるもので、 栽培、醸造などの生産条件についても、AOC法により厳しく規定されています。
ですから、同じフランス国内で造られていても、 規定からはずれるものはシャンパンと呼ぶことはできません。
他国で生産されたものならなおさらのこと。
スパークリングワインまたは弱発泡性ワインと呼ばなければなりません。
●スパークリングワインの製造法は、主に3種類があります。
◆トラディショナル方式 スティルワインをびんに詰め、糖分と酵母を加えて密閉し、 びん内で二次発酵を起こさせるもの。
発酵後も熟成、澱引きなどが必要で、 最も手間とコストがかかる方式で、最高級スパークリングワインの製造に用いられる。
シャンパン方式とも呼ばれ、その名の通りシャンパンはこの方式によって製造される。
しかしシャンパン以外はシャンパン方式とラベルに表記することはできない。
◆シャルマ方式 スティルワインを大きなタンクに密閉し、その中で二次発酵を起こさせる方式。
密閉タンク方式ともいい、短期間に製品化が可能。
製造過程でワインが空気に接触しないため、マスカットやリースリングなどを 原料とするぶどうのアロマを残したい発泡性ワインを造る場合に用いられる。
一度に多量に生産できるため、コストを抑えたい場合にも広く用いられる。
◆トランスファー方式 びん内二次発酵をさせた炭酸ガスを含んだワインを、 加圧下のタンクに移し、冷却、ろ過した後、新たにびん詰めする。
トラディショナル方式を簡略化したものといえます。
そのほかには、発酵途中のワインをびん詰めし、 その後の発酵はびん内で行う「メトード・リュラル方式」、 びんに入ったワインに炭酸ガスを注入する「炭酸ガス注入方式」があります。
◆モスカートについて モスカートは世界中で植えられおり亜種が知られているだけでもかなり多く、 イタリアではモスカート、フランスではミュスカと呼ばれています。
名前の由来はこのブドウの持つ特徴的な香り、 ムスキオ(麝香)から来ているようです。
起源は古代ギリシアになり当時からアロマティックで甘口のワインを 造ることで知られており、地中海の各国でも古くから植えられていました。
イタリアでは古代ローマ時代に「蜂が好む」という意味からアピアーナと 呼ばれていました。
現在はイタリアのほぼ全域で植えられており モスカート・ビアンコ、モスカート・ジャッロ、モスカート・ローザが有名で、 数多くのDOCワインを造っています。
生産されるワインのほぼ全てが単醸で甘口のデザートワインになり、 スプマンテとパッシートがよく知られています。
スプマンテの代表はアスティになり、 これは1850年にカルロ ガンチアによってフランスのシャンパン方式で 造られたのが始まりです。
今では世界中に輸出されており、 イタリアで最も多く生産されるワインの一つになりました。
ピエモンテ州のワインの全生産量の半分近くがアスティと言うくらいです。
シチリア州ではモスカートをズィビッボと呼び数多くのパッシートワインを 造っています。
その代表は生産量こそ少ないですが 南のパンテッレリア島のワインになります。
モスカートは英語名でマスカットと呼ばれ、日本でも明治の早くから植えられ 今まで生食用のブドウとして愛されてきました。
様々な用途に向き 菓子やアイスクリーム、清涼飲料水の原料としても活躍しています。
◆原産国:イタリア ◆生産地:ピエモンテ ◆格付け:D.O.C.G. ◆ぶどう品種:モスカート100% ◆タイプ:白・甘口・スパークリング ◆アルコール度数:5.5% ◆容量:750ml ◆生産者:ガンチア ◆コメント◆ 北イタリアのモスカート(マスカット)を100%使用した、 微発泡の甘口スパークリングワイン。
アルコール分を通常のワインの約半分の5.5%に抑え、 非常に飲みやすくやさしい口当たりに。
イタリア伝統のスパークリングワイン製法である 「シャルマ方式」を用い、本格的な味わいを実現。
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