洪水と確率 基本高水をめぐる技術と社会の近代史 [ 中村 晋一郎 ]
基本高水をめぐる技術と社会の近代史 中村 晋一郎 東京大学出版会コウズイトカクリツ ナカムラ シンイチロウ 発行年月:2021年03月26日 予約締切日:2021年01月28日 ページ数:208p サイズ:単行本 ISBN:9784130688017 中村晋一郎(ナカムラシンイチロウ) 1982年宮崎県都城市に生まれる。
2008年東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻修士課程修了。
パシフィックコンサルタンツ株式会社、東京大学総括プロジェクト機構「水の知」(サントリー)総括寄付講座特任助教、名古屋大学大学院工学研究科専任講師などを経て、2018年名古屋大学大学院工学研究科土木工学専攻准教授、博士(工学)。
専門は国土デザイン学・水文学・水資源学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1章 既往最大主義の時代(「流量」の到来と近代河川工学の幕開け/日本で最初の計画対象流量/明治29年河川法制定後の計画対象流量/利根川の特殊性からみた既往最大主義)/2章 確率主義の萌芽ー昭和29年白川改修計画(水害多発期の到来と治水調査会/昭和28年西日本大水害と白川改修/白川改修計画の計画対象流量/昭和29年白川改修計画における確率主義とその構造)/3章 確率主義の誕生ー経済への接近(治水計画の経済性/水文統計学の挑戦/水文統計学の実河川への適用/河川計画課の設置と河川砂防技術基準/基本高水と確率主義の誕生、そして残された課題/確率主義誕生までの過程とその構造)/4章 確率主義の変容ー経済成長と長期計画(経済計画への治水計画の同化/所得倍増計画と基本高水/計画規模と確率主義の変容)/終章(2つの問いをめぐる基本高水の近代史/次なるパラダイムへ)/補論 基本高水にみる日本における近代治水のパラダイムシフト 本 科学・技術 工学 建設工学 科学・技術 建築学
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